大阪公演の翌日の12日は、奈良と京都をまわってきました。
奈良では、『秋篠寺』(あきしのでら)へ。

ここには伎芸天像があり、芸能の上達祈願で訪れる人が多いそうです。
とても静かな所で、伎芸天像のある寺院もひっそりとした佇まいでした。
やさしくておだやかなお顔をしているそうです。
そのお顔を想像しながら、私も静かに手を合わせました。
奈良を後にし、次は京都へ。
京都へは何度も来ているので、
タクシーの運転手さんにおすすめの場所を聞いてみたところ案内されたのが、
『雲竜院』(うんりゅういん)というところでした。
偶然なのですが、奈良の秋篠寺も京都の雲竜院も、
皇室と関係の深い寺院なんだそうです。
こちらも静かな佇まいで、お庭もきれいで、
好きなお部屋を選んで、庭を見ながらお抹茶をいただけます。
器には菊紋が入っていました。

そうやって私たちがお抹茶をいただいている時、ナンシーはというと、
一人しみじみとお庭を眺めていました(笑)

中を案内していただいている時、座敷にナンシーを上げるのは遠慮し、縁側で待たせておいたのですが、
私の姿が見えなくなってもじっと庭を眺めながら待っていたようです。
あれ?屏風を写したはずなのに、
しっかりここにもナンシー発見!(笑)

私たちが訪れた翌日は、ちょうど中秋の名月ということで、
その日は多くの人がここでお月見をするそうですよ。
想像しただけでいい雰囲気ですね!
どちらのお寺も、人がほとんどいなく、
現実のあわただしさをふと忘れさせてくれるようなところでした。
今回の演奏会を聴くために、神奈川から車で大阪まで来てくださり、
翌日の奈良や京都駅までご一緒してくださったKさんとWさん、
本当にありがとうございました。
そして長旅お疲れ様でした!
どちらも、静かな雰囲気の所で、落ち着ける場所でした。
紅葉の時期なんか、良いんだろうな。
でもそういう時期になると人も多くなりそうですよね。 今回はほとんど人がいなく、この静けさもまたいいなと思いました。
今度ぜひ行ってみたいです。
ナンシーちゃん、本当にしみじみ庭を眺めてますね。
心の中で1首 歌を詠んでいるのかもしれないわね。
ナンシーはどんな句を読んでいたんでしょうね! 「いいにおい おいしいものは ないかしら」